030 測定機器から得たデータをExcelファイルとして保存する

2022/04/06

その他/雑談

t f B! P L

以前の投稿 026 PyVISAとExcelファイルで測定機器をコントロールするで,openpyxlパッケージを使ってExcelファイルの読み書きできると紹介しましたが,今回から数回に渡って,測定機器から得たデータをExcelファイルとして保存する方法を紹介します.

なお,以前の投稿 027 Excelファイルから測定機器をコントロールするデータを読み込むで述べたように,データをExcelファイルとして保存するのは,Excelファイルからデータを読み込むよりも,さらに処理時間が長くなりますので,例えば,オシロから取り出した波形データを保存するケースなどでは,別のファイル形式を選んだ方が良いかもしれません.
(但し,波形データを別の人に提出するケースなどでは,受け取った相手が波形データをグラフ化できるように,Excelファイルとして保存することはあるでしょう)

データの読み込みのケースと同様,データの保存も,できるだけ処理時間が短くなるようにします.心がけるのは同じで,

  • 複雑なことはしない
  • 行(Row)毎にデータを書き込む
  • 新規のExcelファイルとしてデータを作成する

です.

特に,データの保存は,シートの1行1列目から行(Row)毎にデータを書き込むことに限定します(より複雑なことも可能ですが,ここでは短い処理時間で書き込む方法を紹介するのが目的のため,それらの方法に関しては紹介しません).

但し,複数個のシートの作成は紹介します(そうでなければ,csvファイルとして保存した方が処理時間も短くて済みます.csvファイルは複数個のシートを作成できないため,データの種類毎にシートを作成できるExcelファイルの方が適切なケースもあります).

今回の投稿も雑談レベルになってしまったので,次の投稿から,openpyxlパッケージを使って,行(Row)毎にデータを書き込むことで,新規のExcelファイルを保存する方法を紹介したいと思います.




このブログを検索

アーカイブ

自己紹介

C++やC#を使って数値解析プログラムの開発を長年行ってきました.
今は,Pythonを使った自動処理システムの開発をメインに行っています.

QooQ