031 測定機器から得たデータをExcelファイルとして保存する(その2)

2022/04/07

紹介/スクリプト

t f B! P L

前回の投稿 030 測定機器から得たデータをExcelファイルとして保存するで,openpyxlパッケージを使ってExcelファイル新規保存する際の注意点に関して紹介しました.今回は,実際に,openpyxlパッケージを使ってExcelファイル新規保存するPythonスクリプトの紹介を行います.

openpyxlパッケージを使ってExcelファイルを新規保存する手順は,下記のようになります.

  1. Workbook関数を使ってワークブックを作成します
  2. create_sheet関数を使って,複数個のシートを作成します
  3. (各シート毎に)行(Row)毎のデータのリストを作成し,append関数を使って行(Row)毎のデータをシートに追加します
  4. save関数を使ってワークブックをExcelファイルとして新規保存します

ここでは,「データシート1」,「データシート2」という名前の2枚のシートを作成し,「データ.xlsx」というファイル名でExcelファイル新規保存することとして,手順を紹介していきます.

まず,Workbook関数を使ってワークブックを作成し,create_sheet関数を使って,「データシート1」と「データシート2」の2枚のシートを作成するには,
    wb = xl.Workbook(write_only=True)
    wb.create_sheet(title="データシート1", index=0)
    wb.create_sheet(title="データシート2", index=1)

とします.
Workbook関数write_onlyキーワード引数Trueにすることで,作成するワークブックにデータを書き込むことに限定し,処理時間を短くします.
また,create_sheet関数titleキーワード引数にシート名を,indexキーワード引数に作成するシートのインデックス(0から始まる)を指定して下さい.
create_sheet関数を使って多くのシートを作成する場合は,forループを使った方が良いと思います.

とりあえず,ワークブックを作成し,複数個のシートを作成する手順までを紹介しました,次の投稿で,指定したシートの1行1列から,行(Row)毎append関数を使ってデータを追加し,save関数を使ってワークブックをExcelファイルとして新規保存する手順を紹介します.

このブログを検索

アーカイブ

自己紹介

C++やC#を使って数値解析プログラムの開発を長年行ってきました.
今は,Pythonを使った自動処理システムの開発をメインに行っています.

QooQ