前回の投稿 030 測定機器から得たデータをExcelファイルとして保存するで,openpyxlパッケージを使ってExcelファイルを新規保存する際の注意点に関して紹介しました.今回は,実際に,openpyxlパッケージを使ってExcelファイルを新規保存するPythonスクリプトの紹介を行います.
openpyxlパッケージを使ってExcelファイルを新規保存する手順は,下記のようになります.
- Workbook関数を使ってワークブックを作成します
- create_sheet関数を使って,複数個のシートを作成します
- (各シート毎に)行(Row)毎のデータのリストを作成し,append関数を使って行(Row)毎のデータをシートに追加します
- save関数を使ってワークブックをExcelファイルとして新規保存します
ここでは,「データシート1」,「データシート2」という名前の2枚のシートを作成し,「データ.xlsx」というファイル名でExcelファイルを新規保存することとして,手順を紹介していきます.
まず,Workbook関数を使ってワークブックを作成し,create_sheet関数を使って,「データシート1」と「データシート2」の2枚のシートを作成するには,
wb = xl.Workbook(write_only=True)
wb.create_sheet(title="データシート1", index=0)
wb.create_sheet(title="データシート2", index=1)
とします.
Workbook関数のwrite_onlyキーワード引数をTrueにすることで,作成するワークブックにデータを書き込むことに限定し,処理時間を短くします.
また,create_sheet関数のtitleキーワード引数にシート名を,indexキーワード引数に作成するシートのインデックス(0から始まる)を指定して下さい.
create_sheet関数を使って多くのシートを作成する場合は,forループを使った方が良いと思います.
とりあえず,ワークブックを作成し,複数個のシートを作成する手順までを紹介しました,次の投稿で,指定したシートの1行1列から,行(Row)毎にappend関数を使ってデータを追加し,save関数を使ってワークブックをExcelファイルとして新規保存する手順を紹介します.
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