condaコマンドは,パッケージのインストールだけでなく,パッケージの
- インストール
- 削除
- アップデート
- (インストールされているパッケージ群の)リスト表示
も行うことができます.
といっても,削除やリスト表示は,ほとんど実行することはないでしょう.
アップデートは,たまに実行したほうがよいかもしれません(といっても,年に1~2回程度で十分だと思います).
パッケージは,機能拡張やバグの対処のために,アップデートされるものも少なくなく,condaコマンドを使って,定期的アップデートすることで,これらの恩恵に預かることができます.
condaコマンドを使って,パッケージをアップデートするには,パッケージ毎にアップデートすることもできますが,インストールされている全てのパッケージ群を,一度にアップデートするのが便利です.
conda update --all
を実行してみて下さい.アップデートできるパッケージ群が一度にアップデートされます.
ところで,アップデートされたパッケージの,古いバージョンのパッケージのファイル群は,どうなるのでしょうか.
実は,すぐに削除される訳ではなく,キャッシュとして残ったままになります.
これは,何かしらの原因により,古いバージョンのパッケージが必要になった時に,再度ダウンロードしなくても,キャッシュとして保存されているファイルを,そのまま使うためだそうです.
MiniforgeでPythonをインストールする場合は,キャッシュの容量も大したことはありませんが,AnacondaでPythonをインストールすると,(もともとインストールされるパッケージの量が大量なため)キャッシュの容量も数[GB]程度にまで膨れ上がることもあります.
キャッシュは削除しても何の問題もないので,condaコマンドを使ってキャッシュを削除することもできます.
conda clean --all
を実行してみて下さい.キャッシュを全て削除します.
上のパッケージのアップデートに続けて実行すれば,古いバージョンのパッケージのキャッシュが削除されるので,覚えておけば便利です.
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