007 numpy配列の使い方

2022/03/13

紹介/スクリプト

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numpy配列は,C++やC#の配列と同様に,最初に,配列の形状(次元とサイズ)とデータの型を指定して生成します.
  array = numpy.zeros(配列の形状, dtype=データの型)

ここで,配列の形状の指定は,例えば,1次元で10個の場合は10, 2次元で5行4列の場合は(5,4)という具合になります.
データの型は,倍精度実数の場合はnumpy.float64,整数(int)の場合はnumpy.int32を指定して下さい(float64int326432は,それぞれビット数を表しています.float6464[bits]=8[bytes]=8バイトの実数(倍精度実数),int3232[bits]=4[bytes]=4バイトの整数(int)を意味します).

上記の例のnumpy配列の生成は,下記のようになります(それぞれ,倍精度実数と整数のデータとしました).
  darray = numpy.zeros(10, dtype=numpy.float64)
    iarray = numpy.zeros((5,4), dtype=numpy.int32)
上記に示したように,numpy配列を生成すれば,生成した配列に値を収納することができます.
  darray[0] = 100
  iarray[1] = 10
配列の生成手順が異なるだけで,配列としての使い方は,Pythonリストと同じです.

但し,項の追加や削除はできませんし,生成時に指定したデータの型とは異なる値を項に入力することはできません(暗黙の変換ルールが適用される場合は,それに応じて変換された値が入力されると思います).

ちなみに,上記のnumpyパッケージのzeros()関数を使ってnumpy配列を生成すると,全ての値がゼロで初期化した配列を生成します.
ゼロで初期化する必要の無いケースでは,empty()関数を使うことができます(この場合,配列の初期化は自分で行う必要があります)

numpy配列に関する関数は,とてもここで説明しきれないほど大量にあります.
詳しくは,numpy配列の生成に関する資料をご覧下さい.


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自己紹介

C++やC#を使って数値解析プログラムの開発を長年行ってきました.
今は,Pythonを使った自動処理システムの開発をメインに行っています.

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